万が一の震災などに備えてソーラーパネルと蓄電器などの防災グッズを購入する事にしました。そこで自分用の知識の整理として電流・電圧・電気の使用量などの基礎知識を整理しておきます。
モバイルバッテリー
電気の単位には3種類があります。
V(ボルト) ・・・ 電気を押し出す力
電圧を表します。電圧とは電気を押し出す力の単位の事です。電圧が高ければ高いほど多くの電気が流れます。電圧は用途によって決まっています。例えば、日本の家庭であれば100Vです。工場なので多くの電気を使用するところでは200Vになっている事が多いです。
A(アンペア)・・・電気の流れる量
電気の流れる量を表す単位です。電流という単位で表します。家庭では電力会社との契約により20A~30Aといった具合に使用状況に応じて自分で選択する事が出来ます。
W(ワット)・・・ 電気が仕事をする力
電力を表す単位をW(ワット)で表します。蛍光灯が光を出したり、モーターが力を出す大きさを表します。W(ワット)は次の計算式で求める事が出来ます。
電力(W) = 電圧(V) × 電流(A)
Wh(ワットアワー)・・・電気を使った量
電気の使用量を表す単位をWh(ワットアワー)で表します。
定格電力 × 使用時間 で計算できます。
※補足※
定格電力とは、ざっくり言うと100%負荷が掛かった状態での電力のことです。一方、消費電力というのは実際に使われる電力を指し、負荷の変動によって変化します。
≪ 計算の仕方のサンプル ≫
2,000W(ワット)のドライヤーの電流(A)を求めてみましょう。一般家庭の電圧(V)は100Vなので電圧は100Vで計算します。
電力(W) = 電圧(V) × 電流(A)
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↓ 公式に当てはめる
2,000 = 100 × X
X = 2,000 ÷ 100
X = 20(A)
よって、2,000Wのドライヤーの電流(A)は20Aとなります。
Ah(アンペアアワー)とWh(ワットアワー)の意味
Ah(アンペアアワー)
A(アンペア) = 電流
h(アワー、Hour) = 時間
Ah とは、A(アンペア)とh(時間)を掛けた値です。
例) 12V 50Ah のバッテリーの場合
2Aの電流であれば25時間位取り出せる( 50 ÷ 2 = 25 )
10Aの電流であれば5時間位取り出せる(50 ÷ 10 = 5)
といった意味です。詳細は省略しますがあくまでもこれは目安です。
※
家庭用コンセントからの電圧は、100Vですがバッテリーは12Vの物が多いです。
Wh(ワットアワー)
W(ワット)は電力
h(アワー,Hour)は時間
おさらい → W(電力) = 電圧(V) × 電流(A)
Wh(ワットアワー)とは、電力(W)に時間(H)を掛けた値です。
例) 12V 50Ah のバッテリーの場合
12 × 50 = 600 よって 600Whのバッテリーとなります。
よって
100Wの電力(W)6時間 ( 600 ÷ 100 = 6 )
200Wの電力(W)3時間 ( 600 ÷ 200 = 3 )
取り出せる容量になります。
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