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Eclipseでリモート・システム・エクスプローラーを表示する方法


Eclipseを使用して久しぶりにWEBサーバ上のPHPスクリプトを修正する機会がありました。

久しぶりに触るのでEclipseのリモートシステムエクスプローラーの設定を忘れていたのでメモしておきます。

新規>その他>リモートシステムエクスプローラー

ホスト名を入力し終わったら、次の設定を行います。

これをしないとリモートシステムエクスプローラーでWEBサーバのPHPスクリプトとか見えないので注意しましょう。

右上にある小さなアイコンをクリックします。

「パースペクティブを開く」>リモート・システム・エクスプローラー

を選択し「開く」をクリックします。

成功するとこんな感じで接続先のWEBサーバが見えます。

リモート接続する際には、

FTP接続とssh接続を選ぶ事が出来ます。

接続先が海外サーバの場合、ssh接続を使用した方がコード編集が終わって、 Control + Shift + Sでソースファイルの一括上書き保存が完了するまでの時間が早いです。理由はいまいちわかりません。

Eclipseでリモート接続するとサーバ上のコードを直接編集する事が出来ます。いちいちローカルで編集したコードをWinSCPなどでアップロードする手間が省けます。

Visual Studio CodeよりもEclipseのリモートシステムプロジェクトを使用した方が使い勝手も良いのでおすすめです。

 


EclipseでWEBサーバ上のソースコードを直接編集するには?


WEBサーバ上のソースファイルを直接Eclipseでいじる方法

EclipseのRSE(Remote System Explorer)を使ってサーバに接続します。リモートシステムエクスプローラーと読みます。

メニュー > ファイル > 新規 > その他

ウィザードを選択

リモート・システムへの新規接続を作成します

というダイアログが表示されるので、表示されたら

その中にある「リモート・システム・エクスプローラー」をクリックします。

するとそれが展開されて接続が表示されるのでクリックします。

eclipse-rse-1

 

次へ  > リモート・システム・タイプの選択ダイアログが起動します。

一般 > SSH のみ > 次へ

ホスト名:host_name

接続名:host_name

説明:host_name

こんな感じで入力して完了を押します。

次にリモートシステムエクスプローラーのパースペクティブを開きます。

メニュー > パースペクティブを開く > その他

eclipse-rse-2

リモートシステムエクスプローラー > OK

するとメニューにリモートシステムエクスプローラーのリンクが表示される様になります。左右にドラッグする事で幅を調節する事が出来ます。

Eclipseでは何かの操作を行う事に特化した作業ウィンドウをパースペクティブという呼び方をしています。

eclipse-rse-3

ソースコードが表示されたら右クリック > プロパティ(R)

eclipse-rse-4

 

eclipse-rse-5

デフォルトでは、UTF8になっていますが、ソースコードを開いた時に文字化けする場合には、MS932(SJISの様です。)を選択すると文字化けが改善される場合があります。それでも文字化けする場合、いろいろと試してみてましょう。

 

続いて、ソースコードの上で右クリック > アプリケーションから開く > PHP エディター を選択します。

その他をクリックしてその他のエディタを選択してもよいでしょう。

eclipse-rse-6

 

するとPHPエディタがEclipse上で起動するので、ソースコードを編集します。編集が完了したら Control + s  を押して上書き保存しましょう。

RSE(リモートシステムエクスプローラー)で接続し、ソースコードを編集して保存した場合、ダイレクトにWEBサーバ上のソースコードに対して上書き保存されます。

Windows 環境でソースコードを編集して、WinSCPなどでサーバにアップロードするといった面倒な事をする必要が無いので便利です。

EclipseでPHP開発を行う場合には、RSEの利用は必須と言えます。


Eclipseでリモートシステムエクスプローラーで接続する場合の注意事項


Eclipseでさくらインターネットで契約しているサーバにリモート接続をしようとしたところ、ユーザ名(ID)とパスワード(オプション)の組み合わせが間違っているとエラーになってしまいました。

eclipse-name

 

さくらインターネットでkomaneti.sakura.ne.jpという名前で契約をしている場合には、

ホスト名 → komaneti.sakura.ne.jp

ユーザID(名) → komaneti

パスワード → {設定したパスワード}

になります。今回私がうまく接続できなかった原因はユーザID(名)に komaneti.sakura.ne.jpと設定していた為です。正しく、komanetiと設定したところエラーは解消されました。

 

リモートシステムエクスプローラーはeclipseにおいて代表的な便利な機能の一つです。10年位前のPHPでの開発では、ローカル環境を構築してPHPが正常に動く様になって初めてWEBサーバに転送していましたが、これは二度手間です。

 

展開先のサーバに直結してPHPコードを直接書いてしまった方がスマートです。ローカル(Widows)とサーバとの環境が違う以上、展開先のサーバで開発をしてしまった方が本番リリースした後になって環境差異によるトラブルを未然に防ぐことが出来るからです。まだリモートシステムエクスプローラーを使ったことが無いという人はこの機会に使ってみてはいかがでしょうか。