After Effects wiggler(ウィグラー)の機能
アフターイフェクトのウィグラー機能を使うと簡単に画像を揺らす効果を出す事が出来ます。
プログラミングの様にコードを記載して動かす方法
UIで視覚的に設定する方法
2つの方法があります。
個人的には、前者の方が慣れると短時間で操作する事が出来て好きです。
エクスプレッションを使ってWigglerを使う
コンポジションに動かしたいアイコンを配置します。
エクスプレッションを作成します。
Windowsの場合、Altキーを押しながらこのストップウォッチアイコンをクリックします。
エクスプレッションの設定項目が開きます。
右側にtransform.positionというところがあるのでその部分にコードを書いていきます。
とりあえず今回はサンプルで★のアイコンを揺らすだけなので次のコードを書いてみます。
wiggle(200,20)
と入力してみました。
第1引数(200) → 振動数
第2引数(20) → 振幅
色々と数字をいじってみると感覚がつかめます。
実際に動作を確認してみます。
動画チェックは、プレビューウィンドウから行います。
見つからない場合には、
メニュー > ウィンドウ > プレビュー
より出す事が出来ます。
▶をクリックすると動きます。
なお、After EffectsはPCリソースをかなり消費します。
PCスペックが高く無いと重たくて使い辛いです。
PCスペックがあまり高く無い場合には、
スキップの値を大きくしたり、解像度を[1/4画質]
にしたりする事で、AEの消費リソースを抑える事が可能です。
After Effectsでコンポジションを書き出す
プレビューで動作チェックして問題が無ければ実際に書き出して行きます。
After Effectsには色々な書き出し方法がありますが、
ここでは、Adobe Media Encoderを使用して出力する方法をメモしておきます。
プロジェクトウィンドウの中から出力したいコンポジションを選択します。
メニュー > ファイル > 書き出し > Adobe Media Encoder キューに追加
Adobe Media Encoder が起動したら対象ファイルの[ ソースの一致・高速ビットレート]をクリックします。
形式:H.264
・・・mp4形式で出力する場合必ず H.264を選択します。
出力名
・・・クリックするとファイルの保存先・名前を設定出来ます。
暫くすると書き出しが完了します。
重要ポイント
この時に出力された動画は、背景が黒くなっています。
正常に書き出しが出来たのか不安になりますが大丈夫です。
Adobe Premiere Proに取り込んで他の動画と合成する場合には、描画モードを「スクリーン」にする事により黒かった背景を隠して図形が見える状態に合成出来ます。
Premiere Pro上では、エフェクトコントロール > 不透明度 > 描画モード > スクリーン
と設定します。
こんな感じでうまく合成出来ます。
Adobe製品は色々と種類があり、暫く使わないと操作方法を忘れてしまうのでメモっておきました。
一部画像によっては「スクリーン」にしてもうまく表示されない場合があります。その場合、最終的な書き出しを行う際にはAdobe After Effectのコンポジションの中に動画をドラッグ投入し、Adobe Media Encoderから出力します。
助長な部分のカットなどは、Adobe Premiere Proで調整して出力します。
Premiere Pro + Media Encoder + After Effecstsと複数のソフトを連携して使う必要があります。
応用
WindowsではAltキーを押しながらストップウォッチを押す事によりそれぞれのエクスプレッションを開いて設定する事が出来ます。
この例では、「位置」と「回転」にそれぞれエクスプレッションを設定しています。
Adobe Premiere Proだけでは難しい動作の制御がAfter Effectsを使うと簡単に出来て楽しいです^^b