【都市伝説】クロノバイザーとは?バチカンの神父が「過去を見た装置」を作ったという噂は本当か

「過去を映像で見られる装置が存在した」――そんなSFのような話が、なぜか“バチカン”という舞台で語られると、一気に現実味を帯びて聞こえてきます。
今回のテーマは、有名な都市伝説「クロノバイザー(Chronovisor)」です。

結論から言うと、この話は真実かどうか断定できません
肯定するだけの決定的証拠も、完全に否定できる決定打も、一般に公開された情報の中には見当たらないからです。
本記事では、否定も肯定もしないというスタンスで、クロノバイザーの噂を整理していきます。

クロノバイザーとは?一言でいうと

クロノバイザーとは、都市伝説として語られている「過去の出来事を映像として観測できる装置」です。

  • バチカンで活動していた神父が開発に関与した
  • 古代ローマや歴史的事件を“見た”とされる
  • 危険すぎるためバチカンが封印・隠蔽した

これらの要素がセットで語られるのが、クロノバイザーの典型的なストーリーです。

開発者とされる人物:エルネッティ神父

この都市伝説の中心人物とされるのが、イタリアの神父ペレグリーノ・エルネッティです。
「神父が嘘をつくメリットがないのでは?」という疑問は非常に自然で、多くの人がこの点に引っかかります。

ただし、ここで重要なのは次の点です。

  • 意図的に人を騙す「悪意の嘘」なのか
  • 誤認・比喩・誇張・伝聞の拡大なのか

仮に本人に騙す意思がなかったとしても、後者のケースで話が膨らむことは十分にあり得ます。
神父であっても人間であり、勘違いや思い込み、言葉の誇張が起きないとは言い切れません。

「真実かもしれない」と言われる理由

クロノバイザーが長年語り継がれているのは、単なるオカルト話として切り捨てにくい要素が揃っているからです。

  • バチカンという閉鎖的で神秘的な場所
  • 宗教と科学が交差する物語性
  • 神父という立場による信頼感
  • 「過去を見たい」という人類共通の欲望

これらが組み合わさることで、クロノバイザーは非常に“信じたくなる都市伝説”になっています。

「疑わしい」と言われる理由(断定はしない)

一方で、冷静に見れば慎重になるべき点もあります。ただし、ここでも結論を断定することはしません。

  • 第三者が装置を直接検証した記録がない
  • 実験データや設計図が公開されていない
  • 話の多くが後年の伝聞として広がっている

これらは「嘘だ」と断定する材料ではありませんが、「事実だ」と断言するには情報が足りない要素でもあります。

神父が嘘をつくメリットがない?その直感について

クロノバイザーの話でよく出てくるのが、「神父が人を騙す必要がない」という直感です。
確かに、金銭目的の詐欺師とは性質がまったく違います。

しかし論理的には、「嘘をつくメリットがない」=「事実である」とは限りません。

  • 比喩的な表現が文字通り受け取られた
  • 研究段階の話が完成品として語られた
  • 周囲の人間が話を面白く盛った
  • 本人の確信が強く、断定的に伝わった

こうした過程で、悪意がなくても都市伝説は生まれていきます。

結局、クロノバイザーは存在したのか?

現時点で言えるのは次の点です。

決定的な証拠がないため、確実に存在したとは言えない。
一方で、完全に否定できるほどの決定打も見つかっていない。

だからこそクロノバイザーは、「事実か虚構か分からない都市伝説」として、今も語り継がれているのだと思います。

あなたはどう思う?

もし本当に過去を見られる装置が存在したとしたら、歴史、宗教、科学、国家の在り方まで、すべてが変わります。

クロノバイザーは真実だと思いますか?それとも作り話でしょうか。
都市伝説として、あなた自身の考えを巡らせてみてください。

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