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Visual Studio 2022で設定ファイルを自動でbin/debugにコピーする方法

最近、Visual Studio 2022でシステム開発を進めている中で、便利な方法を見つけたので、今回はそのメモを残しておきたいと思います。

問題点:設定ファイルの配置

システム開発では、しばしばログインIDやパスワードなど、設定値を管理するためのファイルを作成することがあります。これまでは、user_account.txt という設定ファイルを bin/debug フォルダ内に手動で配置していました。

ただ、手動で配置するのは面倒だし、開発を進めるうちにどんどん設定ファイルが増えて、管理が煩雑になってきます。

解決方法:プロジェクトに設定ファイルを追加

そこで、Visual Studio 2022での新しい方法を試してみました。この方法では、設定ファイルをプロジェクトファイル(.slnや.proj)と同じパスに配置し、プロジェクトのプロパティで設定を変更することで、ビルド時に自動的に bin/debug フォルダにコピーされるようになります。

手順:

  1. 設定ファイルの配置
    user_account.txt をプロジェクトのルートディレクトリ、つまり .sln.proj と同じパスに配置します。

  2. プロパティ設定
    Visual Studio で設定ファイルを右クリックし、プロパティ を選択します。

  3. 出力ディレクトリにコピー
    プロパティの中にある 出力ディレクトリにコピー常にコピーする に設定します。

これで、ビルド時に user_account.txt ファイルが自動的に bin/debug フォルダにコピーされるようになります。

結論:自動化で開発が楽に

この方法を使うことで、設定ファイルの手動コピーから解放され、ビルド時に自動で反映されるため、開発が格段に楽になります。今後、このような技術的な「ハマりどころ」をブログにまとめていくことで、自分自身の成長にも繋がると感じています。

ぜひ、同じように悩んでいる方がいたら、この方法を試してみてください。

C# + Seleniumで「指定されたファイルが見つかりません」エラーが出た時の対処法

こんにちは。今回は、C#とSeleniumを使ってブラウザ操作を行っていた際に遭遇したエラーと、その解決方法についてまとめます。

発生したエラー

SeleniumでChromeブラウザを操作しようとした際、以下のコードでエラーが発生しました。

var chrome = new ChromeDriver(driverService, options);

エラーメッセージは以下の通りです。

System.ComponentModel.Win32Exception: ‘An error occurred trying to start process
‘C:\Users\****\bin\Debug\net9.0-windows\chromedriver.exe’
with working directory ‘C:\Users\***\bin\Debug\net9.0-windows’.
指定されたファイルが見つかりません。’

原因

エラーメッセージから判断すると、chromedriver.exe が指定されたディレクトリに存在しないことが原因です。
Seleniumは、ブラウザ(この場合はChrome)を操作するために、対応するWebDriver(chromedriver.exe)が必要です。

通常、このWebDriverを手動でダウンロードしてパスを通す必要がありますが、これが適切に設定されていない場合、上記のようなエラーが発生します。

解決方法

エラー解消には、以下の手順を試してみてください。

NuGetパッケージをインストール
Visual Studioの「NuGetパッケージ管理」から、Selenium.WebDriver.ChromeDriver (作成者:jsakamoto)をインストールします。

Install-Package Selenium.WebDriver.ChromeDriver

このパッケージをインストールすると、chromedriver.exe が自動的にプロジェクトの bin/Debug フォルダ内に配置され、手動設定が不要になります。

コマンドラインからのインストールだけではなく、NuGetパッケージの検索画面で、 Selenium.WebDriver.ChromeDriverと入力し検索してからのインストールでも良いです。

ChromeDriverの初期化コードを確認
パッケージインストール後、コードも確認しておきましょう。例えば、ChromeDriver の初期化部分は次のようにシンプルに記述できます。

var chrome = new ChromeDriver();

driverServiceoptions を指定する場合でも、ChromeDriver が正しいパスから chromedriver.exe を見つけてくれるようになります。

まとめ

ブラウザ自動操作で「指定されたファイルが見つかりません」というエラーが出た場合、手動でWebDriverを配置する手間を省ける Selenium.WebDriver.ChromeDriver パッケージを導入するのが簡単で確実です。

エラーで悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。

都市ガス vs. カセットコンロ – コストを比較してみたら意外な結果に!

日々の生活で当たり前に使っている都市ガス。しかし、実は「ガスコンロ(カセットコンロ)を使った方がコスパが良いのでは?」と考えたことはないだろうか。今回は、都市ガスとカセットガスのコストを比較し、本当にどちらがお得なのかを検証してみる。

日々の生活で当たり前に使っている都市ガス。しかし、実は「ガスコンロ(カセットコンロ)を使った方がコスパが良いのでは?」と考えたことはないだろうか。今回は、都市ガスとカセットガスのコストを比較し、本当にどちらがお得なのかを検証してみる。

1. 都市ガスのコスト

都市ガスは便利だが、基本料金が発生する。これが毎月の固定費として積み重なっているのだ。

  • 基本料金:1,000~2,000円(地域による)
  • 従量料金:150~200円/㎥
  • 月に5㎥使う場合の合計:1,750~2,000円

料理の頻度が少なかったり、冬以外はガス暖房を使わなかったりすると、基本料金の負担が大きく感じられる。

2. カセットコンロ(ボンベ式)のコスト

カセットガスはスーパーやホームセンターで手軽に購入できる。一般的な250gボンベの価格は1本100~150円程度で、1本で約1.5~2時間使用可能(中火)。

  • 1日30分使用すると…
    1ヶ月約7~10本消費(700~1,500円)

この計算だと、カセットコンロを使う方が都市ガスより安く済む可能性がある。

3. プロパンボンベの場合

プロパンガス(小型ボンベ)を使う選択肢もあるが、5kgボンベが約3,000~4,000円するため、都市ガスと比べてもそこまでお得感はない。

4. コスパの結論

少量使用ならカセットコンロの方が安い!
都市ガスはたくさん使う場合にコスパが良い
基本料金がもったいないなら、カセットコンロ運用を検討すべき

もし「料理にしかガスを使わない」というのであれば、思い切って都市ガスを解約し、カセットコンロ生活に切り替えるのも一つの手だ。これにより、固定費を削減し、必要な分だけガスを購入することで節約につながる。

「本当に必要なものにだけお金を使う」ことを意識すれば、意外なところで大きな節約ができるかもしれない。

冬の暖房、あなたはどっち派?カセットガスストーブ vs 石油ストーブ

冬の暖房、あなたはどっち派?カセットガスストーブ vs 石油ストーブ

寒い季節に欠かせない暖房器具の中でも、カセットガスストーブ石油ストーブは、電源不要で使えるため非常に便利です。しかし、どちらも使い方を間違えると、一酸化炭素(CO)中毒などの危険が伴います。

今回は、それぞれの安全性や一酸化炭素発生リスク、換気の重要性について徹底比較します。

1. カセットガスストーブの安全性

カセットガスストーブとは?

カセットボンベに充填された液化ブタンやプロパンを燃料とし、燃焼することで熱を発生させるストーブです。軽量で持ち運びがしやすく、キャンプや屋外作業でも活躍します。

カセットガスストーブの安全性と特徴

一酸化炭素の発生リスクが低い(完全燃焼しやすい)
スイッチひとつで簡単に点火・消火できる
メンテナンスがほぼ不要
換気をしないと酸素不足で不完全燃焼の危険
長時間使用するとガス切れしやすい

カセットガスストーブの安全対策

  • 室内で使う場合は1時間に1回は換気をする
  • 燃焼部が汚れていないか定期的にチェック
  • 密閉された車内やテント内では使用しない

2. 石油ストーブの安全性

石油ストーブとは?

灯油(ケロシン)を燃料とし、芯に浸透させた灯油を燃焼させることで熱を発生させるストーブです。パワフルな暖房能力を持ち、寒冷地でも人気があります。

石油ストーブの安全性と特徴

高い暖房能力(広範囲を暖められる)
灯油が安価で燃料コストが低い
停電時でも使える
一酸化炭素発生リスクが高い(不完全燃焼の可能性)
定期的なメンテナンスが必要(芯の掃除・交換)
燃料の補充が手間

石油ストーブの安全対策

  • 必ず換気をしながら使用する(最低でも1時間に1回)
  • 燃焼部分の汚れを定期的に掃除する
  • 劣化した芯を交換し、正しく燃焼させる

3. 一酸化炭素中毒のリスク比較

カセットガスストーブ 石油ストーブ
燃料 液化ブタン・プロパン(カセットボンベ) 灯油(ケロシン)
一酸化炭素発生リスク 低い(完全燃焼しやすい) 高い(不完全燃焼のリスクあり)
換気の必要性 換気推奨(長時間使用時) 常に換気必須
メンテナンス ほぼ不要 定期的な掃除・芯交換が必要
燃料の扱いやすさ 軽量で簡単に交換可能 灯油の補充が必要
暖房能力 小~中規模の空間向け 中~大規模の空間向け

4. どっちを選ぶべき?用途別おすすめ

  • 「安全性重視、手軽に使いたい!」 → カセットガスストーブ
    → 一酸化炭素発生リスクが低く、初心者でも扱いやすい。室内で短時間の補助暖房として最適。
  • 「広範囲をしっかり暖めたい!」 → 石油ストーブ
    → 暖房能力が高く、寒冷地や大きな部屋向け。ただし換気必須で、メンテナンスが必要。

5. まとめ:安全に使うなら換気が最重要!

カセットガスストーブと石油ストーブ、それぞれにメリット・デメリットがありますが、どちらも適切な換気と正しい使い方を守れば安全に使用可能です。

とくに、一酸化炭素は無色・無臭のため、換気を怠ると知らぬ間に中毒になる危険があります。

最後に、安全に使うためのポイントをおさらいしましょう。

1時間に1回は換気をする(どちらのストーブでも共通)
燃焼部分の掃除や点検を定期的に行う
車内やテントなど密閉空間では絶対に使用しない
心配なら一酸化炭素警報器を設置するのもおすすめ

この冬、安全で快適な暖房ライフを過ごしましょう!

コデイン入り風邪薬 vs 大麻:体に悪いのはどっち?総合的に比較してみた

風邪薬に含まれるコデイン大麻(THC含有)、どちらが体に悪いのか?法律の問題は抜きにして、純粋に健康への影響を総合的に比較してみる。

1. 依存性・中毒性

コデイン(麻薬性鎮咳薬)

✅ 体内でモルヒネに変化し、強い鎮痛・鎮咳作用を持つ。
✅ 長期使用で耐性がつき、量を増やさないと効かなくなる。
✅ 乱用するとオピオイド中毒になり、最悪の場合、呼吸抑制で死亡するリスクもある。

大麻(THC含有)

✅ 身体的依存は比較的少ないが、心理的依存が生じる可能性がある。
✅ 多量摂取で記憶障害・判断力の低下が起こるが、致死量に達することはほぼない。
✅ 突然やめても禁断症状は軽度なことが多い。

🛑 結論: コデインは強い身体依存を引き起こし、乱用すると致命的なリスクがある。一方、大麻は心理的依存が主で、致死的な影響は少ない。

 

2. 臓器への影響

コデイン

肝臓で代謝されるため、長期使用で肝機能障害を引き起こすリスクがある。
✅ 風邪薬の他の成分(アセトアミノフェンなど)との相乗効果で腎臓や胃にも負担がかかる。

大麻

✅ 喫煙による肺への負担はあるが、紙巻タバコほどの有害物質は含まれない。
食用やベイプ(気化摂取)なら肺への影響はほぼゼロ。

🛑 結論: コデインは肝臓・腎臓・胃に負担をかける。一方、大麻は喫煙すると肺に悪影響があるが、摂取方法を選べばリスクは軽減できる。

 

3. 長期的な健康リスク

コデイン

✅ 長期使用で脳の報酬系が破壊され、依存症になるリスクが高い。
過剰摂取で呼吸抑制を起こし、死亡する可能性がある。

大麻

記憶力・認知機能の低下が起こる可能性がある(特に10代の使用)。
✅ 遺伝的に**精神疾患(統合失調症など)**のリスクがある人には危険。
✅ ただし、使用をやめると機能が回復する場合が多い。

🛑 結論: コデインは長期使用で命に関わるリスクが高い。大麻は認知機能の低下が問題だが、回復可能な場合が多い。

4. 結論:どっちが体に悪い?

🔴 総合的に見ると、コデイン入りの風邪薬のほうが危険度が高い。
コデインは強い依存性を持ち、過剰摂取で致死的なリスクがある。
大麻は記憶・認知機能に影響を与えるが、致死的になることはほぼない。

もちろん、大麻も安全とは言えないが、少なくともコデインのような直接的な命の危険は少ない。

とはいえ、どちらも安易に使用するべきではない。特にコデイン入りの風邪薬は、医師の指示なしに長期間使用すると危険な依存症につながる可能性があるため、注意が必要だ。

VLCメディアプレーヤーでリピート再生時にタスクバーの点滅通知を防ぐ方法

VLCメディアプレーヤーは無料で使用でき、非常に多機能で使いやすいUIが特徴です。音楽や動画を連続再生する際にも非常に便利ですが、リピート再生時にタスクバーで通知が点滅して邪魔になることがあります。この点滅通知を回避するための方法を以下に紹介します。

1. VLCメディアプレーヤーの点滅通知を防ぐ手順

リピート再生時にタスクバーで点滅する通知を無効にする方法は簡単です。以下の手順で設定を変更できます。

  1. VLCメディアプレーヤーを開きます。
  2. メニューから「ツール」→「設定」を選択します。
  3. 設定画面が開いたら、「インターフェース」タブを選びます。
  4. 「システムトレイアイコン」のチェックボックスをオフにします。
  5. 最後に「OK」を押して設定を保存します。

これで、リピート再生中にタスクバーでの点滅通知が無くなります。通知が邪魔になることなく、スムーズに音楽や動画を楽しむことができます。

2. VLCメディアプレーヤーの利点

VLCメディアプレーヤーは、他のメディアプレーヤーと比べて非常に使いやすく、機能が豊富です。特に無料で使用できる点が魅力で、さまざまな形式の音楽や動画を問題なく再生できます。また、VLCのインターフェースは非常に直感的で使いやすく、細かい設定を行っても操作が簡単です。

余談ですが、以前はGOMプレーヤーを使用していたこともあります。しかし、GOMプレーヤーはインストール時に余計なソフトウェアをインストールさせられたり、右側に広告が表示されるため、使いづらく感じていました。その点、VLCメディアプレーヤーは非常にクリーンで、広告がなく快適に使用できます。

3. VLCメディアプレーヤーの推奨

VLCメディアプレーヤーは、Windows 10やWindows 11にも対応しており、動作が軽快で非常に安定しています。もしGOMプレーヤーを使用している方がいれば、VLCへの乗り換えを強くお勧めします。無料で多機能、広告なしで快適に使用できるVLCメディアプレーヤーは、これからも長く利用できる素晴らしい選択肢です。

Windowsのコマンドプロンプトでマウスのみで文字列を選択できるようにする方法

はじめに

これまで、コマンドプロンプト(DOS画面)では、マウスを使って直接文字列を選択することができていました。しかし、ある時から、右クリックして「マーク」を選んでからでないと、マウスで範囲選択ができなくなってしまいました。この変更は非常に使いづらく、以前のようにマウスだけで文字列を選択できるように戻す方法を調べ、設定を変更しました。

以下、その手順を備忘録として残しておきます。

マウスだけで選択出来る様にした時の手順

DOS画面の上で右クリック > プロパティ(P)

オプション > 編集オプション > 簡易編集モードにチェック > OK

こうする事でマウスだけで選択出来る様になりました。

 

【.NET 9 / .NET Framework】Visual Studio 2022でC#のWindowsアプリを作成しようとした際にエラー発生

これまでずっとVisual Studio 2017を使用していましたが、環境の変更に伴い、Visual Studio 2022を使うことになりました。特に問題なく移行できるだろうと考えていたのですが、C#で新しくWindowsアプリを作成しようとした際に、以下のエラーメッセージが表示されました。

発生したエラー内容

プロジェクト作成時に以下のエラーダイアログが表示されました。

プロジェクト XXX の作成中に1つ以上のエラーが発生しました。

生成されたプロジェクトのコンテンツが不完全である可能性があります。指定された SDK ‘Microsoft.NET.Sdk’ は見つかりませんでした。

エラーを解消する方法

システムのプロパティ > 詳細設定 > 起動と回復 > 環境変数(N)…

環境変数 > システム環境変数(S) > 編集

環境変数名の編集

C:\Proguram Files(x86)\dotnet\

これを削除する事でエラーが出なくなりました。

今回紹介したエラーと対処方法は、日本語圏のブログやサイトでは情報が見つからず、思わぬところで時間を費やしてしまいました。

今後、同じように困った経験をした際は、ぜひブログや備忘録として情報をまとめておきましょう。自分の経験が、他の開発者の助けになることもあります。

 

.NET 9.0(最新のバージョン)をインストールする

今回、dotnet-sdk-9.0.100-win-x64.exeをインストールした上でDOSから

dotnet –info

を実行し.NET SDKのインストール状況を確認してみたところ

.NET SDKs installed:
No SDKs were found.

のままでした。

正常に.NETがインストールされるとバージョンごとにこの様に表示されます。

Visual Studio 2022でソリューションにC#のWindowsFormプロジェクトを追加する

ソリューションの上で右クリック > 追加(D) > 新しいプロジェクト

プロジェクト選択時のポイント(Visual Studio 2022)

Visual Studio 2022でC#のWindowsアプリケーションを新規作成する際、画面上部で以下の手順を行うとプロジェクトの種類を絞り込めます。

  1. 「C#」を選択
  2. 「Windows」を選択
  3. 「デスクトップ」を選択

これにより、作成するプロジェクトの種類が絞り込まれます。

プロジェクトの選択ポイント

  • Windowsフォームアプリケーション(.NET Framework)
    赤枠で囲まれたこのオプションを選択すると、レガシー(古い).NET FrameworkベースのWindowsフォームアプリケーションを作成できます。これは、従来のWindowsアプリケーションの開発に適しています。
  • Windowsフォームアプリ
    黄色枠で囲まれたこちらを選択すると、.NET(.NET Core以降)を使用した最新のWindowsフォームアプリケーションが作成されます。クロスプラットフォーム対応の.NETで開発を行う場合に適した選択肢です。

要点まとめ:

  • .NET Frameworkを使用したい場合は、「Windowsフォームアプリケーション(.NET Framework)」を選択。
  • 最新の.NETを使用したい場合は、「Windowsフォームアプリ」**を選択。

選択を間違えないよう注意しましょう。

【Visual Studio 2022】C#+SeleniumでChromeが起動しなくなった際にやった手順 / Install-Package System.Buffers -Version 4.5.0

結構ハマった

最近まで、Visual Studio 2017 を使用していましたが、Visual Studio 2022 に乗り換えた際、いくつかの問題に直面しました。ネットで対処方法を解説しているサイトが見つからなかったため、その際の経験を備忘録としてまとめておこうと思います。

Visual Studio2017で元々開発していたプロジェクトをVisual Studio2022にして起動したところ、なぜか

chrome = new ChromeDriver(driverService, options);

の部分でエラーが発生し落ちる様になりました。

try catchで囲んでエラーをハンドリングしてみると

C:\WINDOWS\system32>Install-Package System.Buffers -Version 4.0.2
‘Install-Package’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

というエラーメッセージが表示されました。

エラーが解消されるまでに行った事をメモっておきます。

CreateDefaultServiceの引数にchromedriver.exeの含まれているパスを指定

string currentPath = Application.StartupPath;
                var driverService = ChromeDriverService.CreateDefaultService(currentPath);


ツール(T) > NuGetパッケーマネージャー(N) > パッケージマネージャーコンソール(O)

ターミナルが表示されるのでそこに

Install-Package System.Buffers -Version 4.5.0

と入力し実行します。

すると

‘.NETFramework,Version=v4.8’ を対象とするプロジェクト ‘MyBenefitTool’ に関して、パッケージ ‘System.Buffers.4.5.0’ の依存関係情報の収集を試行しています
依存関係情報の収集に 799 ミリ秒 かかりました
DependencyBehavior ‘Lowest’ でパッケージ ‘System.Buffers.4.5.0’ の依存関係の解決を試行しています・・・・

というメッセージが表示され処理が行われます。

コマンド実行でエラーが解消された理由

Install-Package System.Buffers -Version 4.5.0 を実行して正常に動作するようになった理由は、いくつか考えられます。

 バージョンの互換性の問題

System.Buffers 4.0.2 は古いバージョンで、特に .NET Framework 4.8 との互換性に問題があった可能性があります。一方、System.Buffers 4.5.0 はその後のバージョンで、.NET Framework 4.8 や他の環境での互換性が改善されています。4.5.0 は、古いバージョンよりも最新のパッチが適用されており、より安定して動作する可能性があります。

 依存関係の解決

NuGet パッケージには他のパッケージに依存している場合があります。4.5.0 バージョンでは、必要な依存関係が改善されたり、適切に設定された結果として正常に動作した可能性があります。バージョンアップで依存関係の解決が正しく行われ、エラーが解消されたということです。

リリースノートやバグ修正

System.Buffers のバージョン 4.5.0 は、バージョン 4.0.2 に比べていくつかのバグ修正やパフォーマンス改善が行われている可能性があります。特に、アセンブリのマニフェストや参照の問題が解消されている場合、古いバージョンでは発生していたエラーが新しいバージョンでは修正されていることがあります。

ターゲットプラットフォームとの互換性

System.Buffers 4.5.0 は、.NET Framework 4.8 などの古いプラットフォームと互換性があるように最適化されており、そのためエラーなく動作するようになったということも考えられます。特に .NET Framework での依存関係の解決や、バージョン間の整合性が改善されている場合があります。

結論

System.Buffers 4.5.0 バージョンは、より新しいバージョンであり、.NET Framework 4.8 との互換性が向上しているため、古いバージョン(4.0.2)で発生していたエラーが解消され、正常に動作するようになったということです。このように、最新のバージョンを使用することで、互換性や依存関係の問題が改善されることがよくあります。

さくらインターネットでのSFTP接続トラブルと解決方法

最近、さくらインターネットのサーバーに久しぶりに接続を試みたところ、FTP接続は問題なくできたのに、SFTP接続ができないというトラブルが発生しました。この記事では、このトラブルの原因とその解決方法について詳しく解説します。

1. 問題の発生

まず、さくらインターネットのサーバーにログインするために、通常使っているWinSCPを起動しました。しかし、SFTP接続を試みると、接続がタイムアウトしてしまいました。エラーメッセージは以下の通りです。

  • エラーメッセージ:
    「ネットワークエラー:”hogehoge.sakura.ne.jp”への接続がタイムアウトしました。」

この時点では、サーバーに対するPINGテストを行った結果、応答時間に問題はありませんでした。サーバー自体は正常に動作しているようでしたが、なぜかSFTP接続ができなかったのです。

2. FTP接続での解決

そこで、問題解決の手段としてFTP接続を試してみました。驚くことに、FTP接続は問題なく成功しました。しばらくFTPでサーバーに接続し、その後再度SFTP接続を試みたところ、今度は問題なく接続できました。

3. 考えられる原因

この現象からいくつかの原因が考えられます。

  • 一時的なセッション準備の遅れ
    サーバー側で一時的にSFTPサービスが動作していなかった可能性があります。FTP接続を通じて、サーバーのセッションや設定が更新され、SFTPが利用可能になったと考えられます。
  • 接続制限のリセット
    一部のサーバーでは、同時に複数の接続を許可しない場合があります。FTP接続を行うことで、サーバーが接続制限をリセットし、SFTP接続が可能になった可能性があります。
  • キャッシュやネットワークの一時的な問題
    クライアント側のキャッシュや、サーバー側で発生した一時的な問題が影響したかもしれません。FTP接続によってネットワークの状態が安定し、SFTP接続も成功した可能性があります。

4. 解決策

今回のトラブルでは、FTP接続を行った後にSFTP接続が成功するという現象が見られました。このようなトラブルが発生した場合、まずは以下の手順を試してみると良いでしょう。

  • FTP接続を試す
    FTPでの接続が成功した場合、その後でSFTPを試みると、問題が解決することがあります。
  • ログイン情報の再確認
    SFTP接続がうまくいかない場合、設定や認証情報を再確認し、間違っていないかチェックしましょう。
  • サーバー側設定を確認
    サーバーの設定やSFTPサービスが有効化されているか、さくらインターネットの管理画面で確認することも重要です。

5. まとめ

さくらインターネットのサーバーに関する接続トラブルが発生した場合、最初に問題があると思われる部分を確認してみましょう。今回のように、FTP接続が成功した後にSFTPが使えるようになるケースもあります。これからも、もし同様のトラブルが発生した場合は、冷静に対処し、必要に応じてサポートに問い合わせることをお勧めします。