角質とはそもそも何か?
角質とは、私たちの皮膚表面を構成する角化した細胞の集合体のことです。皮膚表面には、角化した細胞が複数層に重なってできた「角層」と呼ばれる部位があり、この角層に含まれる細胞が角質細胞と呼ばれます。
角質細胞は、細胞内のタンパク質「角蛋白」と脂質「セラミド」などが結合して硬くなり、防護機能を持つ層を形成しています。この層は、外部からの刺激や水分の蒸発を防ぐことができ、皮膚を保護する役割を果たしています。
ただし、角質層が過剰に厚くなったり、不規則に剥がれたりすると、かえって肌荒れの原因となることがあります。そのため、適度な角質ケアが必要とされます。
踵に出来た角質をケアするには?
フットバス
足を温かいお湯に浸けることで、角質が柔らかくなります。市販のフットバス剤を使うと、よりリラックスできます。
足用の研磨器具
市販されている足用の研磨器具を使って、踵の角質をやさしく削ります。使いすぎには注意し、皮膚を傷つけないようにしましょう。
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足用の保湿クリーム
角質を削った後は、足用の保湿クリームをたっぷり塗りましょう。特に就寝前に塗ると、より効果的です。
靴下を履く
保湿クリームを塗った後は、靴下を履いておくと、角質が柔らかくなり、保湿効果も高まります。
定期的にケアする
角質は日々たまっていくので、定期的にケアすることが大切です。週に1回程度の頻度で、ケアを行いましょう。
ただし、重度の角質や、痛みや出血がある場合は、専門の医師に相談することをおすすめします。
足に角質が溜まると足は臭くなるのか?
角質が足に溜まること自体が、足の臭いの原因ではありません。しかし、角質が厚くなると、足の汗や皮脂が蒸発しにくくなるため、足の臭いの原因となる雑菌が繁殖しやすくなる可能性があります。
また、角質が厚くなっていると、足の指やかかとの間の隙間が狭くなるため、そこに汗や皮脂がたまりやすくなります。このため、足の臭いの原因になることがあります。
したがって、適度な角質ケアを行うことで、足の臭いを予防することができます。適切な洗浄、保湿、そして角質を取り除くことで、足の臭いを軽減することができます。また、靴や靴下の消臭対策も合わせて行うことが望ましいでしょう。
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