「セキュリティ」タグアーカイブ

Sessionがテレグラムやシグナルより安全である理由を徹底解説


Sessionがテレグラムやシグナルより安全

メッセージングアプリは、プライバシー保護やセキュリティの観点から非常に重要なツールです。その中で、Sessionはテレグラムやシグナルと比較して、より高度なセキュリティと匿名性を提供することで注目されています。本記事では、Sessionが他のメッセージングアプリと比べて安全である理由を、具体的な根拠を挙げて説明します。

1. 完全な分散型ネットワーク

Sessionは分散型ネットワークを採用しており、データが特定のサーバーに集約されることがありません。

  • テレグラムは中央集約型のサーバーを使用しており、攻撃を受けた場合や政府からのデータ開示要請がある場合、情報が漏洩するリスクがあります。
  • シグナルも中央サーバーを使用していますが、セキュリティ対策に優れているため比較的安全です。しかし、中央集約型という性質上、サーバーが単一障害点になる可能性があります。
  • Sessionでは、通信データが世界中のノードに分散され、追跡が非常に困難です。この分散型構造は特定のサーバーを攻撃対象とするリスクを大幅に減らします。

2. 電話番号不要の匿名性

Sessionは、電話番号やメールアドレスなどの個人情報を登録する必要がありません。

  • テレグラムとシグナルでは、アカウント作成時に電話番号を要求します。これにより、匿名性が制限され、アカウントが個人と紐付けられる可能性があります。
  • 一方、Sessionはランダムに生成されたIDを利用するため、個人情報が全く不要で、追跡がほぼ不可能です。

3. オープンソースで透明性が高い

Sessionはオープンソースプロジェクトとして開発されており、セキュリティや暗号化プロトコルが公開されています。

  • テレグラムでは、一部の通信(クラウドチャット)はエンドツーエンド暗号化を採用しておらず、サーバー側でアクセス可能なデータも存在します。
  • シグナルもオープンソースで透明性は高いですが、中央サーバー依存の構造が限界となる場合があります。
  • Sessionは暗号化プロトコルとしてSignal Protocolをベースにしつつ、分散型ネットワークを組み合わせており、透明性とセキュリティの両方を実現しています。

4. メタデータの完全保護

Sessionは通信内容だけでなく、メタデータ(送信者・受信者の情報や通信日時など)も守る設計です。

  • テレグラムとシグナルでは、一定のメタデータがサーバーに保存される場合があります。これらのメタデータが漏洩すると、利用者の行動パターンが特定される可能性があります。
  • 一方、Sessionは分散型ネットワークによりメタデータが記録されず、プライバシー保護が徹底されています。

5. 政府の検閲に強い

Sessionは、運営が特定の国や企業に依存しておらず、分散型ノードで通信が処理されるため、政府による検閲やアクセス制限を回避できます。

  • テレグラムとシグナルは、運営が一箇所に集中しているため、政府の要請によってサービスが制限されるリスクがあります。

結論

Sessionは、分散型ネットワーク、匿名性の強化、メタデータの保護、オープンソースでの透明性において、テレグラムやシグナルを上回るセキュリティを提供しています。特に、個人情報を一切求めず完全に匿名で利用できる点は、プライバシーを最優先に考えるユーザーにとって大きなメリットです。

これらの理由から、Sessionは他のメッセージングアプリと比べて、より安全かつ信頼できるツールであるといえます。

 

Session開発チームの規模

  1. コア開発チーム
    Sessionの開発には、プライバシー技術や暗号化に精通したエンジニアが携わっています。具体的な人数は公表されていませんが、Oxen Foundationのスタッフやコミュニティの貢献者を含めると、数十人規模と考えられます。
  2. オープンソースコミュニティ
    SessionはオープンソースプロジェクトとしてGitHub上で公開されており、世界中の開発者やセキュリティ専門家がコードをレビューしたり、貢献しています。このため、プロジェクトに参加する開発者の数は公式スタッフを超え、広範囲にわたっています。
  3. 関連プロジェクトの開発者
    Sessionは「Oxen Blockchain(旧Loki Network)」を基盤としています。このブロックチェーン技術の開発にも別途エンジニアチームが存在し、これがSessionのセキュリティと分散化を支えています。

開発者の特徴

  • 暗号化技術、分散型ネットワーク、プライバシー保護に関する高度な知識を持つ専門家で構成されています。
  • 「プライバシー重視」「中央集約型のシステムを排除する」という理念を強く共有しています。

Oxen Foundationの支援

Oxen FoundationはSessionの継続的な開発を資金面でサポートしています。この財団は、Oxenトークン(暗号通貨)を運営しており、これを通じて開発資金を確保しています。

まとめ

Sessionの開発者は、公式のOxen Foundationチームだけでなく、世界中のオープンソースコミュニティや関連技術の開発者によって支えられています。明確な人数は不明ですが、その規模と技術力は、テレグラムやシグナルといった大規模プロジェクトに匹敵する可能性があります。


新国家資格セキュリティマネジメント試験とは


個人の情報技術を示す資格の一つに独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催している国家資格があります。

いままでも、情報技術の進歩に伴い試験名称の変更や受験内容の変更などにより刷新されてきました。

ところが、近頃情報セキュリティの面で深刻な攻撃や人材不足が懸念されていることもあり、突然のように、2016年4月から新たな国家資格が追加されることになりました。

その名も「情報セキュリティマネジメント」です。

こちらの試験の難易度は現行のITパスポート試験と同じくらいの位置づけであるとされており、2016年4月の時点においては初回の試験であるため、テキストと参考問題集のみの販売でした。
IMG_20160727_165915
ある意味では、情報セキュリティスペシャリスト試験の登竜門的な存在として意味をなしているようにも思えます。

また、2016年10月に同資格の2回目の試験があります。

試験内容と合格率に注目が集まるなか、2016年6月にIPAの公式ホームページ上で1回目の試験結果の記載がありました。

まず、合格率の方では受験者の80%を超えているとのことで実に5人に4人が合格することになりました。

通常、ITパスポート試験が平均30%台、基本情報処理技術者試験が20-30%という合格率に対して、情報セキュリティマネジメント試験が80%を越えるというのは極めて異例といえるでしょう。

また、合格者の年齢が30代以上に多く、基本情報処理技術者と比較すると10歳も年齢層が離れています。

次に、試験内容ですがマーク式と応用問題の記述式の併用で計算問題が比較的少ないことが特徴的です。

また、覚える内容がセキュリティと運営マネジメントが主体で、特に悪意のあるハッキングを対象に、どのような攻撃形態があるのか、それを予防する方法を学べる点がとても実践的です。

そもそも、日本は世界各国から攻撃される不正アクセスへの対策が急務になっており、技術大国日本といわれるほどの日本の技術情報が漏洩することは大変恐ろしいことです。

しかし、セキュリティに対するコストを企業側が容認するかどうかはまだ多くの企業で検討段階にあります。

さらにメールに添付されたウイルスを開かなければ感染しないといったタイプとは形態が異なり、顧客情報や設計図データの流出といった情報漏洩に関しては人為的なミスが原因の大半を占めています。

不正アクセスの起こりやすい標的型メールと呼ばれる攻撃を知らない方やその後の対処が分からない方こそ、
この情報セキュリティマネジメント試験は是非受けておいて欲しい資格試験の一つといえるでしょう。

IMG_20160727_170206