音楽イヤホンの高価格化バブル


Apple社がiPodを開発し販売した頃から爆発的にiPodが売れ大ヒット商品になりました。

その理由は昔あったMDやテープレコーダーなどのように、音楽媒体を本機にセットして聴くタイプから、そのまま、iPodのハードディスクに音楽データを保存して手軽に音楽を楽しめるようになったからです。

その時の音楽はmp3形式でしたが、CDで聴く音楽と比較しても音質は劣化していませんでした。

そして今度はiPod shuffleが発売されると、ほぼ完全に従来型の携帯オーディオプレーヤーを手放す人が増えました。

そうして、今もiPhoneが販売されているなかでAndroid端末でもmp3が音楽の標準規格になりました。

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ここで、mp3を強調している理由は、本来ならCDのwav形式で音楽を聴く方が高音質だからです。

つまり、音質がハイランクでないために、より音質の高いイヤホンや音響機器を買い求める人が増えました。

本当ならば、wav形式で音楽を聴けば良いのでしょうが、mp3形式と比べて容量が約10倍以上もあります。

今旬のスマートフォンに高音質のwav形式を入れるととても立ち上げが遅くなります。

また、iPhoneが市場を独占する頃から、デファクトスタンダードでmp3が採用されていますから、あとは高音質のイヤホンや音響機器を手に入れるしかないと考えている方も多いです。

そのような時代背景から、Apple社が開発した耳にフィットする高音質イヤホンは、iPhoneやiPodなどを購入すると付属品として付くようになりました。

そしてさらに音質の高いiPhoneで撮影した動画や音楽をYouTubeにアップロードする人も増えました。

もちろん、Androidの方でもそのような傾向があります。編集する際もPCでイヤホンが必要ですね。

しかし、問題は価格にあります

音楽ユーザーの求めるものは特に音漏れの少ない重低音イヤホンやヘッドフォンなど高級志向にあります。

また、Bluetoothを利用したイヤホンや学習向けイヤホンなど音を聴くことにこだわる姿勢が一層強くなりました。

そのため、一方では100円で売られているイヤホンだけで十分という人もいます。

実際に100円イヤホンと重低音イヤホンとで比較してみるとやはり重低音イヤホンの方が高音質でした。

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高音質ヘッドフォンや高級イヤホンを買い求める行為はある意味、試聴機バブルのようにも思えます。

より良い音を聴きたい、編集したいというニーズの高まりはいつストップするのかはわかりませんが、Apple社の製品は音質が高いだけにさらに音質の高い試聴機を求める購買欲の勢いは途絶えそうにありません

また、音楽や動画などを制作するプロからしてもたとえ高価格でも良い音を編集するために必要不可欠な道具でしょう。

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